病院って・・・

先週割れたピペットが手に引っかかって右手の甲を数cm切りました。これまで動物に注射してるときに針が手に刺さるぐらいのことはあっても(これもあんまりあってはいけないことだけどいつも自己処理)、大した怪我をせずにここまできたのに最後の最後で流血でした。
大丈夫かなーと思ったものの、なかなか血もとまらず、よく見てみたらお肉がこんにちわしてたので病院いっとこうと思い付属の病院へ。
夜8時ぐらいだったので救急しか空いてなくて、とりあえず救急へ。
さくっと縫ってもらって終わるかなーと思ったら、『今日は先生の手が空かないので先生には診てもらえませんけどいいですか?』とのことで、看護師さんに消毒してもらうことになり待つこと10分・・・30分・・・1時間・・・あれ?血が止まってしまった。というわけでもう帰ろうかと思い受付の人に言ったらものすごく忙しそうな看護師さんが消毒をしてくれて絆創膏を貼ってくれました。絆創膏を・・・絆創膏って!!
と、まぁそんなことはあんまり問題ではなくて、救急の受付で待ってるときに感じたのは、小さい子供さんの体調が悪かったみたいでお母さんとおばあちゃんが連れてきてて、私よりはるか前から待ってるのに『今日は先生の手が空きませんから他の病院に行ってください。』といわれていたことです。お母さんが『ちょっと診てもらうだけでいいんです。どういう状態か分かったら他の病院にも行きますから』と言っていましたが、『みなさん他の病院に行っていただいてるんです』との回答でした。
全体をみればおそらくそうすることが正解なんだろうけど、1時間も隣のいすに座って不安そうに過ごしてる状況をみてしまっていると、なんだか「忙しい日に訪れた1患者」には思えなくて、ほんとにちょっとでいいから診てくれればいいのに・・と思ってしまいました。
でも現場は現場でお医者さんや看護師さんがものすごく忙しく働いているわけで・・。
今何が足りてないんだろう。医者の数?医療制度?うーんうーん・・・といろいろ考えさせられた一日でした。